先日、生徒さんの英作文を添削していたときのこと。
こんな一文がありました。
This is very important to me.
意味は通じるし、文法も間違っていない。
でも、なんとなく違和感がある。
「これ、日本語だとどういう意味で書いたの?」
と聞いてみたら、
「“私にとってすごく大事”って言いたかったです」
とのこと。
あー、なるほど。
このズレ、めちゃくちゃ多いパターンです。
「私にとって」って英語で何て言いますか?
for me?
to me?
どっちも「私に」だから、正直ずっとモヤっとしませんか。
実はこの迷い、英語力というより
日本語の「に」が便利すぎる問題なんです。
for me の感覚
for me= 私の立場・価値観から見て
「評価」「判断」「感じ方」。
日本語の「私にとって」に一番近いのは、基本これです。
例:
This is important for me.
(これは私にとって大事)
English is difficult for me.
(英語は私にとって難しい)
For me, family comes first.
(私にとっては家族が最優先)
to me の感覚
to me= 私に向かって・私のところに。
モノ・言葉・情報が
自分の方向に飛んでくるイメージです。
例:
He gave the book to me.
(彼はその本を私にくれた)
She said that to me.
(彼女はそれを私に言った)
It sounds strange to me.
(私には変に聞こえる)
→ 「私が受け取った」感覚。
日本人がやりがちなズレ
日本語では
「私にとって」
「私に言った」
「私に聞こえる」
全部「に」で済むけど、
英語では
- 価値観 → for
- 向かってくる → to
で分けないといけない。
日本語に惑わされるから迷うんです。
迷ったときの一発ルール
その「私に」は…
私の立場・価値観? → for me
私の方向に? → to me
これだけでほぼ9割解決します。
日本語の「私に」は便利すぎる。
英語にするときは
一度こう整理するだけでラクになります。
- 私の価値観 → for me
- 私が受け取る → to me
英語が難しいというより、
日本語をそのまま持っていこうとすると
難しくなるだけ。
日本語をちょっと分解するだけで、
英語はだいぶシンプルになります。


