フレーズ暗記しても英語が話せない理由

今でこそ英語講師として活動している私ですが

10年前は「英語を話せるようになりたい!」

という憧れだけ持っているただの人。

受験を通り抜けるためだけの英語の知識しかなく

”受験のための英語は使えない”

と思い

では…と

フレーズ暗記から始めました。

「子育てフレーズ集」

という本を買って

  • こんな時にはこういう独り言を言う 
  • 子どもにこう声をかける 
  • こう褒める、こう叱る

といったシチュエーション別のフレーズを覚えようとしました。

でも、私は最初の段階でつまずきました。

こんにちは!

英語コーチの遠藤さちです。

静岡県浜松市とオンラインで活動しています。

目次

フレーズが全然覚えられない!

覚えたとしても、自分の気持ちにしっくりこない。


言えても、棒読みで借り物の言葉をそのまま口にしているだけ。

そんな違和感に、ものすごく居心地の悪さを感じました。

  • 「年齢のせい?」
  • 「出産後で脳が疲れているから?」
  • 「物覚えが悪くなったのかな?」

いろいろ考えましたが、結局のところ——


私は「フレーズ暗記が苦手」だったんです。

その当時、英語が話せない理由をこう考えていました。

  • 語彙力がまだ足りないのかも
  • 熟語をもっと知らないといけないのかも
  • 気の利いたフレーズを知らないから話せないのかも

でも、実はそうではなかったんです。

自分の英語学習、そして生徒さんたちの実績を見て確信しました。


「多くの日本人が英語を話せない意外な原因」

それは……

  日本語にあります。

「どれが正解?」 ではなく、どれも正解

そもそも、日本語と英語はまったく違う言語です。

そのため、単語ごとに

  英語 ⇔ 日本語 

に置き換えて会話するのは、現実的ではありません。

例えば、先日 

「ひな祭りを英語でどう表現する?」 

という話を、講師仲間としていました。

調べてみると…

  • Doll’s Festival
  • Girls’ Festival
  • Doll’s Day

こんな表現が出てきます。

「どれが正解?」 ではなく、どれも正解 なんです。

理由

  1. ひな人形を飾ってお祝いするイベントだから
  2. 女の子の成長を祝うイベントだから
  3. どんな表現を使うかは、その人のひな祭りに対する認識次第だから

だからこそ、決められたフレーズをそのまま言うだけ では、

自分の感覚とズレが生じてしまいます。


その結果、自分の言葉として自然に表現することが難しくなるんです。

また、「この場面ではこのフレーズ!」

と覚えても、実際にその場面が訪れる機会は意外と少ない ですよね。

それよりも、

自分の頭の中にある日本語を工夫して、自分の言葉で話す ほうが…

✅ 達成感や満足感を得られやすい
✅ 英語を話す楽しさを感じられる!

では、日本語を工夫して英語を話すためには何が必要でしょうか?

それは…

「言いたいことの核(ポイント)を意識する」こと

英語がスムーズに出てこない原因

私のレッスンでは

生徒さんに英語の日記を書いてきてもらい

レッスンの最初にそれを披露して

お互いに質問し合う時間を作っています。

この活動を続ける中で

生徒さんの反応には 大きく分けて2つのパターン があります。

1️⃣ 「毎日同じことの繰り返しで、日記に書くような出来事がない…」


2️⃣ 「書きたいことがありすぎて、内容がまとまらない…」

どちらの方にも共通するのは、

「細かい部分まで完璧に伝えよう」としてしまっていること。

これが、英語がスムーズに出てこない原因になっています。

英語を話すときのポイントは、

まずは「これだけ伝わればOK!」という軸を決めること。

例えば、旅行の感想を伝えるとき

「京都に行ったんだけど、

〇〇神社も△△寺も行って、 

それから伝統的な和菓子のお店でお団子を食べて……。 

あと、〇〇っていうカフェも雰囲気がよくて……。」

このように細かく説明しようとすると

詰まりやすくなります。

そこで、

「どこに行った?」

「何をした?」

「どう感じた?」

という軸を決めて話すと

英語にしやすくなります!

この軸を英語にすると…

“I went to Kyoto. 

I visited some temples and shrines, and ate traditional sweets. 

It was great!”

これくらいシンプルに!

すると、聞き手も

 “What did you eat?”

 “Did you have any favorite places to visit?”

 など、質問がしやすくなり、会話がはずみます。

会話が弾むことで、もっと話したくなる

英語で話すときは

まず「言いたいことの核」を考えて、

「これだけ伝わればOK!」を意識してみましょう。

英語は、シンプルに話しても伝わります。

そして、会話が弾むことで、もっと話したくなる。

この繰り返しが、英語を話せるようになる大きなポイントです。

ぜひ、試してみてくださいね!

英語を話すときに

どう英語にしたらいいのか

全然わからなくなってしまう。

そんな方に見ていただきたいのが…

「英語がスルッと出てくる!

自分の言葉で話せる5ステップ」

動画セミナー。

このセミナーでは

英語を自分の言葉で話せるようになる

5つのステップをお伝えしています。

ぜひ

セミナーをご覧ください!

英語学習は

「知っているつもり」から

「本当に使える」

に変えていくことが大切です。

一緒に、楽しくステップアップしていきましょう!

今日もお読みいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

英語コーチさち@@40歳からのやり直し英語
[35歳から英語やり直して英語講師に]
留学、海外経験、フレーズ暗記不要
言いたいことを英語でスルッと表現し
海外の方と会話を楽しめるようになる
英会話学習メソッドでコーチング
お客様の変化
・おうち英語を嫌がる子も英語好きで自信が好きで持てるように
・言いたいことを英語で表現できるようになり海外に1か月住めた
・やるべきことがはっきりわかって行動できた

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次